消しゴムはんこに付ける「持ち手」、オススメ素材を紹介させて頂きました。
こちらの「バルサ材」、「ダイソーの工作材料」、そのままでももちろん使えますが、
やすり掛けのひと手間で簡単にグレードアップすることが出来ます。
そんなに変わるの?やる価値ある?


もちろんやる価値あり!ビフォーアフターを見てみて!
と、いうことで、是非とも画像で確認してみて下さい!
やすり掛け 準備

「やすり掛け」するのですから、もちろんやすりが必要。
一般的な紙やすりをご用意下さい。
私は目の粗いもの~細かいものまで、大体4種類くらいを使用していますが、こんなに用意しなくても大丈夫です。
1種類だけでもOK。その場合は、目の粗いものより細かいものを用意すると仕上がりがキレイになります。
数種類がまとめて入っているものも売られていますので、これをひとつ用意してもいいと思います。
やすり掛け ビフォー
まず、やすりを掛ける前の状態です。

上がバルサ材、下がダイソーの工作用木材です。
そこまでではないですが、ちょっとケバケバしてますね。

やすり掛けしていきます
1番目 粗い方から
まずは粗めのやすりから掛けていきます。
メーカーはバラバラなのですが・・・
一般的な「紙やすり(サンドペーパー)」150番(非耐水性)です。

木材が小さめなので、持ちやすいようにやすりも合わせて小さ目に切って使用します。
粗め、といってもそれほど粗いわけではなく、紙やすりの中では「中目」に分類される粗さです。これ以上粗いと、「整える」より「削る」感じになってしまうので適しません。
バルサ材

バルサ材は柔らかいので、やすり掛けしすぎるとどんどん削れてサイズが小さくなってしまうのでご注意を。
カットした時に曲がってしまっているところなど、平らに整えるようにしていきます。

表面・側面ともに、やすりは平行に当てます。

側面の角は丸く削っておくといいですよ。
ここで削りすぎないように、歪んだ形を整えたり、大きめのケバケバを取る程度に留めておきましょう。
ダイソーの工作用木材

こちらはバルサ材よりも硬めなので、削れて形が変わることはそれほど気にしなくて良いです。
表面・側面ともにやすりを平行に当て、木目の凸凹が平らになるようにやすり掛けしていきます。

角の部分は大まかに、丸くなるように削っておきましょう。
1番目終了

歪みと大きめのケバケバが取れて、丸みが出ました。
やすりの消耗もあまりないです。
2番目 さらに整えます
やすりの目の粗さを少し細かめにして、さらに整えていきます。
こちらも一般的な「紙やすり(サンドペーパー)」320番(非耐水性)です。

先程の「中目」よりも細かい「細目」に分類される目の粗さです。
「中目」で削った後の仕上げに使えるような粗さのやすりです。
バルサ材

この粗さのやすりでも、バルサ材はどんどん削れてしまうので注意。
表面のケバケバを取り、木目の凸凹を整えていきます。

最初よりも全体的に滑らかになったのがわかるかと思います。
ダイソーの工作用木材

最初のやすり掛けでかなりケバケバや凸凹は取れているので、ここではもう少し滑らかになるようにしていきます。
角の丸みも丁寧に。
2番目終了

表面の、ふわっとしたケバケバ感が無くなります。
全体的に、滑らかつるっとした感触になってきました。
3番目 仕上げ!
それではここで仕上げ、最後のやすり掛けです。
ここで使用したのは「耐水ペーパー」1500番です。
本来耐水である必要はないのですが、このくらいの細かさになると「極細目」といわれ、基本的には耐水ペーパーしか種類がなくなります。
なので、耐水のものを使いたい!というわけではないのです。

バルサ材
滑らかに整えていくので、削るという感じではありません。
「極細目」のやすりならバルサ材でもそれほど削れていきませんので、これまでの工程ほど掛けすぎに気をつけなくても大丈夫です。

まんべんなく全体的に、磨くようにやすり掛けしていきます。
バルサ材の場合は、角の部分がつるっと、他は温かみの残る滑らかさになります。
ダイソーの工作用木材

こちらも、まんべんなく磨くようなイメージで仕上げていきます。
全体的につるっとした感触になります。
仕上げ終了

余計なケバケバは一切なし、凸凹もキレイに整いました。
完成!

これで完成です!
初めと比べても随分キレイになったと思います。

印象かなり違いますよね。
手触りも全く変わりますので、一度やってみて、是非触って確かめて欲しいです。

おまけ:捺し比べてみた
実際にやすり掛けした持ち手と、何もしていない持ち手、どれだけ違うか、はんこを捺し比べてみました。

なんかあんまり違いが分かんない・・・


これは完全に私が悪い(写真の腕とか)
どちらも右側がやすり掛けした方の持ち手です。


見づらくて大変申し訳ないのですが・・・
表面の凸凹が軽減された分、印影もあまり凸凹していません。
これは実際に捺した時の方が違いがよくわかるので、どうか試してみて下さい・・・。

素材の紹介記事でも書きましたが、捺すのを失敗したりやり直したいときは表面にやすりをガーっと掛ければ元に戻ります!

まとめ
消しゴムはんこの「持ち手」、キレイのビフォーアフターをご紹介しました。
「やすり掛けする」というのは簡単だけれど確実にキレイにグレードアップさせられる方法ですので、是非ひと手間加えてあげて下さい。
消しゴムはんこを販売していた時も、購入された方から「持ち手がキレイ!」と時々お褒めの言葉を頂いていましたよ。

自分で使う場合も、キレイな持ち手でテンションアップ!
ありがとうございました!
